視点を変えてみる。

ふかふかの温かいベッドであなたはぐっすり寝ています。

 

寝たい時に寝て、起きたい時に起きれます。二度寝三度寝は当たり前。
お腹が空くことはなくて、常に満腹のいい気持ち。

 

ある日、突然息苦しくなり、急に寒くて、身の回りを包むものも何もない
外界に放り投げ出されました。不安・恐怖とにかくあなたは叫びます。

この前までは感じなかった”お腹が空く”感覚を覚えました。
ぐっすり寝ていても、この空腹には耐えられません。
自分ではどうすることも出来ないため誰かに助けを求めます。
助けを求めると、高確率で水分補給が出来ます。

 

ふかふかの温かいベットも誰かに取り上げられてしまったみたい。
眠くなっても、寒かったり暑かったり。鼻水が詰まって上手く寝れない時だって
しょっちゅうです。時には悪夢にうなされて、ぐっすり寝ていても怖くて起きて
しまうことも。”ふかふかのベッドに戻りたいなぁ”とさえ思います。

ふとした瞬間、あなたは気付きました。お腹が空いて叫ぶ時も、寝苦しくて
助けを求める時も、いつも同じ匂い・声色がすることを。何度も何度も安心させて
くれるこの存在をあなたは、大好きになっていくのです。

半年くらい経ったでしょうか。
今までは水分補給だけだった食事も、朝起きた時だけは固形物が出てくるようになりました。
大好きな人が笑顔でくれるから、口に運ばれてくるまま飲み込んでいるけど、慣れないなぁと
思います。それよりも、手に偶然ついたこの固形物、ねちょねちょしてて面白い感覚。

ふかふかベッドから出てから、あなたはずっと寝たきり。
けれども、だんだんいつもいる場所が同じところで、足や手をバタバタしたりしていると
向きが変えられるようになりました。手の力で思いっきり床を引っ張ると、前にちょっと
進めたり。
こうなると、視界も高くなるし、身の回りにあるもの全てが初めて見るものばかり。
いろんな感触、味、におい、手や口で確かめたくなってきました。

けど、折角手に入れたものも大好きな人が大きな声を出して取り上げてくることがあります。
大好きなのに、怖い顔して大きな声を出されたら嫌な気持ちにさえなります。
ただ、触ってみたかっただけなのに。

ちょっと今日はいつもより大好きな人とのハグが足りなかったから、眠れないと思って
ハグを求めてみたけどまたしかめっ面でした。
ただ、ハグしたいだけなのに。

ちょっと、今日はお腹の調子が良くなくて、ご飯があんまり食べられなかった。
けど、大好きな人が悲しそうにため息ついてたな。

赤ちゃんは、お母さんのお腹から出てきて毎日新しいことの連続です。
大好きなお父さん・お母さんが笑顔なだけで、目を見て声をかけてくれるだけで、ハグをしてくれる
だけで、一緒に時間を過ごしてくれるだけでそれだけで安心できるのです。

子育ては24時間だからつい、
上手く行かない、疲れた
なんて思うことも多いでしょう。
けど、赤ちゃんのキモチになって考えてみたら、上手く行く上手く行かないなんて
どうでもよくて、ただ毎日笑顔で過ごすことが一番大事だと思えませんか。

大人だって、ちょっと夜更かししたい気分の時だって、
バランスのいい食事よりジャンクフードが食べたい時だって、
危ないと分かっててもついつい駆け込み乗車してしまう時だって
あるでしょう?

もちろん、赤ちゃんは事の善悪や危険安全が分からないし、
小さい時の生活習慣づけはとても大事。
だけど、産まれたその日から、赤ちゃんは両親とは別人格の別の人生を歩み始めているんだから、
その子の意思があるはず。

私も息子が生後6か月あたりから、日中はいたずら、夜は夜泣きでヘロヘロになっていたけど、
ふと赤ちゃんの視点に立ってみたら気持ちがスッと軽くなりました。
このブログを読んで、今育児真っただ中でヘロヘロのお父さんお母さんの気持ちが少しでも
軽くなれば幸いです。

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です